病院では見つからない「名もなき不調」に苦しむあなたへ
朝、目が覚めた瞬間に襲ってくる鉛のようなダルさに対し、「気合いが足りないだけだ」と自分を責めていませんか。
必死の思いで体を起こし、家事や仕事に向かおうとするものの、かつてのような集中力が続かず、霧の中にいるような感覚が抜けない毎日。
不安になって病院を受診し、血液検査を受けた結果、医師から告げられるのは「数値はすべて正常です、様子を見ましょう」という、あまりにもあっけない言葉。
異常がないと言われたことに安堵する一方で、「では、この辛さの原因は何なのか」という行き場のない絶望感に襲われた経験があるかもしれません。
だだはじめまして!だだです
私は現在、薬剤師として薬局を経営しながら、オーソモレキュラー栄養療法カウンセラーとして、こうした「診断のつかない不調」に悩む方々と向き合っています。
【所有資格】
・薬剤師
・メディカルサプリメントアドバイザー(医療従事者のみ取得できるサプリメント資格)
・オーソモレキュラー栄養療法カウンセラー
薬を渡すだけの薬剤師が、なぜ食事と栄養の指導に命を燃やすようになったのか。
妻の産後うつと生活習慣病の現場で見た現実が、私の人生を大きく変えました。
薬剤師として8年間、医療の最前線に立ち続けてきた経験と、愛する家族を守るために学び実践した栄養療法のすべてを、ここに記します。
薬が増え続ける現状への無力感と葛藤


薬剤師として働き始めてから今日まで、8年という歳月が流れました。
毎日、生活習慣病を抱える多くの患者様に対してお薬をお渡しするのが私の仕事です。
しかし、カウンター越しに見る景色は、私が学生時代に夢見ていた「健康を守る姿」とは少し違っていました。
来る日も来る日も、同じ患者様が、前回よりも少しだけ増えた処方箋を持って現れるのです。
血圧が下がらないから薬を追加し、血糖値が高いから種類を変え、副作用が出ればそれを抑える薬がさらに増えていく。
「お大事になさってください」と笑顔で言いながら、心の中では深い無力感に苛まれていました。
医療は進歩しているはずなのに、なぜ患者様の薬は減るどころか増え続ける一方なのでしょうか。
このままでは、根本的な解決にはならず、ただ病気の進行を薬で無理やり抑え込んでいるだけではないかという疑念が消えません。
「先生、また薬が増えちゃったよ」と力なく笑う患者様に対して、かける言葉が見つからない自分が情けなかったのです。
薬は確かに命を救い、症状を緩和する素晴らしいツールですが、それだけでは人の健康を真に守ることはできないと痛感する日々でした。
私の心の中に降り積もった違和感は、やがて自分自身の生き方さえも問い直す大きなきっかけとなっていきます。
妻を襲った産後の不調と「栄養」との出会い


私生活では結婚をし、かけがえのないパートナーと共に歩む幸せを手に入れました。
現在は30代後半の妻と、3歳の長男、1歳の長女という4人家族で暮らしています。
しかし、第一子である長男が生まれた直後、私たちの生活は一変しました。
初めての育児に追われる中で、妻の体調がみるみるうちに崩れていったのです。
出産後も倦怠感がいつまでも抜けず、朝起き上がることさえ辛そうな日が続きました。
「疲れているだけだろう」と最初は軽く考えていましたが、妻の表情からは日に日に笑顔が消えていきます。
些細なことで涙を流したり、以前のように笑えなくなってしまった妻を見て、私はハッとしました。
これは単なる疲れではなく、いわゆる「産後うつ」に近い状態なのではないかと直感したのです。
さらに、妻はお腹の調子を頻繁に崩すようになり、食事がまともに喉を通らない日もありました。
薬剤師である私ですが、この時ほど薬の限界を感じたことはありません。
抗うつ剤や整腸剤を飲めば一時的には楽になるかもしれませんが、授乳中の妻に強い薬を使いたくないという思いもありました。
何より、薬で症状を抑えたとしても、妻の体力が戻らなければ根本的な解決にはならないことは明白です。
そこで私が必死になって調べ始めたのが、「分子栄養学」や「オーソモレキュラー」と呼ばれる栄養療法の世界でした。
医学部や薬学部では深く学ばなかった、「食べたものが心と体を作る」という当たり前で深遠な事実に、私はのめり込んでいきました。
腸内環境とメンタルヘルスの密接な関係


勉強を進める中で、腸内環境と脳が密接に関係している「脳腸相関」という事実に辿り着きました。
妻がお腹の調子を崩していたことと、気分の落ち込みや倦怠感は、別々の問題ではなく繋がっていたのです。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの多くは腸で作られるため、腸内環境が悪化すればメンタルも不安定になります。
私は妻の食事を根本から見直し、お腹に優しい食材や調理法を徹底的に研究し始めました。
それまでは妻に料理を任せきりでしたが、知識を得た私がキッチンに立つ回数を増やしました。
グルテンやカゼインを意識的にコントロールし、未精製の穀物や発酵食品、良質なタンパク質を食卓に並べます。
特に意識したのは、鉄分やビタミンB群といった、エネルギー産生に必要な栄養素の充足です。
産後の女性は著しい鉄欠乏に陥りやすく、それが倦怠感やうつ症状の隠れた原因になっていることが多いと知ったからです。
サプリメントも活用しながら、足りない栄養素を戦略的に補っていく日々が始まりました。
すると驚くべきことに、妻の顔色が少しずつ、しかし確実に戻ってきたのです。
「今日は体が軽いかも」と妻が言った朝、私は涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。
薬を使わずとも、適切な栄養と食事のアプローチで、人はここまで回復できるのだと証明された瞬間でした。
この経験は、私の中で「栄養こそが最強の薬になり得る」という確信に変わりました。
現場での変化:薬を渡すだけではない薬剤師へ


家庭での成功体験は、私の薬剤師としての仕事にも劇的な変化をもたらしました。
以前のようにただ薬の説明をして渡すだけでなく、患者様の生活背景や食事内容にまで踏み込んで話を聞くようになったのです。
「最近、甘いものを食べすぎていませんか?」とか、「お野菜やタンパク質は毎食摂れていますか?」といった問いかけを積極的に行いました。
最初は驚かれることもありましたが、私の熱意と具体的なアドバイスに、多くの患者様が耳を傾けてくれるようになりました。
例えば、高血圧で長年通院されている患者様には、減塩だけでなく、マグネシウムやカリウムを含む食材の重要性を説明しました。
糖尿病予備軍の方には、カロリー制限よりも血糖値を急上昇させない「ベジファースト」や食事のタイミングを指導しました。
知識を押し付けるのではなく、「一緒に良くなりましょう」というスタンスで寄り添うことを心がけました。
その結果、**「先生に言われた通りにしたら、検査値が良くなったよ!」**と報告してくれる方が増え始めたのです。
中には、生活習慣の改善によって数値が正常化し、医師の判断で薬が減ったり、処方が不要になった患者様もいらっしゃいました。
「薬が増えない人」が出てきたことは、私にとって薬剤師人生で最も大きな喜びとなりました。
サプリメントの選び方や飲み合わせについての相談も増え、地域の健康相談窓口としての役割を果たせている実感が湧いてきました。
薬を渡して終わりではなく、健康維持や病気の悪化を防ぐ「パートナー」として信頼されることに、今まで以上のやりがいを感じています。
患者様から「ありがとう、先生のおかげで元気になった」と言われるたび、この道を選んでよかったと心から思えるのです。
ダイエットプログラムの立ち上げと新たな挑戦


食事と運動の大切さを実感した私は、もっと多くの人にこの気づきを広めたいと考えるようになりました。
薬局のカウンターという限られた場所だけでなく、より広く、深く関われる場が必要だと感じたのです。
そこで一念発起し、オリジナルのダイエットプログラムを立ち上げることにしました。
ここで言うダイエットとは、単に体重を落として痩せることだけを目的としていません。
英語の「Diet」の本来の意味である、「日常の食事」や「生活様式」そのものを改善するプログラムです。
多くの人が、間違った糖質制限や極端なカロリー制限によって、逆に健康を損なっている現状があります。
筋肉が落ち、代謝が下がり、リバウンドを繰り返すだけのダイエットから脱却してほしいのです。
私が提案するのは、「一生続けられる、体を内側から整える食事法」です。
必要な栄養素をしっかり摂り、細胞レベルで元気になることで、自然と適正体重に近づいていくアプローチをとります。
妻の産後ケアで培った知識と、薬剤師としての生理学・薬理学の知識を融合させたメソッドです。
参加者の方々からは、**「痩せただけでなく、疲れにくくなった」「肌がきれいになった」「朝の目覚めが違う」**といった声が寄せられています。
健康診断の数値が改善し、医師から褒められたという報告を聞くのが、何よりの励みです。
この活動を通じて、病気になってから病院に行くのではなく、病気にならない体を作ることの重要性を伝えていきたいと考えています。
家族の未来を守る「食育」への想い


私にとって、栄養療法や食事改善の原動力は、常に「家族」にあります。
妻が元気を取り戻した今、私の関心は子どもたちの未来へと広がっています。
3歳の長男と1歳の長女、これから成長していく彼らの体は、今日食べたもので作られていくからです。
現代社会には、手軽で美味しいけれど、体にとって負担となる添加物や質の悪い油を含んだ食品が溢れています。
子どもたちが将来、生活習慣病やメンタルヘルスの問題に悩まされないよう、家庭での「食育」に力を入れるようになりました。
「これは体に良いご飯だよ」「これを食べると強くなれるよ」と、食事の際に子どもたちに分かりやすく話しかけることが習慣になっています。
もちろん、ストイックになりすぎて食事の楽しさを奪ってしまっては本末転倒です。
大切なのは、正しい知識を自然な形で生活の中に取り込み、選ぶ力を養うことだと思っています。
最近では、休日には家族全員で公園に出かけ、手作りのお弁当を持ってピクニックをするのが恒例となりました。
おにぎりの中身や、おかずの彩りにも、栄養バランスと愛情をたっぷり詰め込んでいます。
芝生の上で、妻と子どもたちが美味しそうにお弁当を頬張る姿を見ている時、私は言葉にできない幸福感に包まれます。
子どもたちの屈託のない笑顔と、健康を取り戻した妻の穏やかな表情。
絵に描いたような幸せを、今まさに自分が体験できていることが、たまに非現実的に感じられるほどです。
しかし、これは夢ではなく、私たちが日々の食事と生活習慣を大切にしてきた結果なのだと確信しています。
理想の未来と薬剤師としての使命


私の願いはシンプルで、人生の最後まで妻や子供たちと旅行や遊びを満喫できる体でいることです。
どれだけお金があっても、健康でなければ、大切な人との時間を心から楽しむことはできません。
病気になってから後悔するのではなく、今のうちから投資すべきは「健康」であると断言できます。
毎日仕事や育児で大変な日々ですが、食事を見直すことで家族全員が笑顔でいられることに、深く感謝しています。
薬剤師として、父親として、夫として、私が得た知識と経験を、これからも惜しみなく伝えていくつもりです。
インスタグラムなどのSNSを通じても、「薬に頼らない体作り」のヒントを発信し続けています。
一人でも多くの人が、食事の持つパワーに気づき、家族全員で元気でいられる未来を手に入れてほしい。
それが、今の私が抱く最大の目標であり、使命でもあります。
もし今、あなたが体の不調や、増え続ける薬に不安を感じているのなら、まずは今日の食事から見直してみませんか。
劇的な変化はすぐには訪れないかもしれませんが、体は必ず応えてくれます。
私と一緒に、薬に頼りすぎない、本当の健康を目指す旅を始めましょう。
あなたへのご提案
今の食事内容や体調について、一度詳しく振り返ってみませんか?
もしよろしければ、あなたが抱えている具体的な不調や、減らしたいと思っているお薬について教えてください。
薬剤師としての視点と、栄養療法の知識を掛け合わせ、あなたのライフスタイルに合わせた無理のない改善プランを一緒に考えさせていただきます。
曇ることなく、鮮やかな彩りを取り戻すその日まで、共に歩んでいきましょう。





