冬に歩く量が減った男性のウォーキング習慣|歩数の目安と続け方の見直し

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📅 公開日: 2026年10月14日🔄 最終更新: 2026年10月12日

冬は歩く量が減りやすいと感じる男性もいるでしょう。寒さや日の短さ、在宅の日の増加で、前の季節より歩いていないと感じる人もいるでしょう。この記事では、冬のウォーキング習慣を見直すために、厚生労働省の健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023で示されている歩数の目安を、確認日つきで整理します。そのうえで、通勤・昼休み・在宅日に歩数を足す方法、寒い日の服装と準備、続かない時の見直し方をまとめました。

先に結論を書きます。成人向けの推奨事項は、歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上行うことで、1日約8,000歩以上に相当すると説明されています(ガイド成人版、確認日は2026年10月12日)。ただし、同じ資料は推奨事項を「あくまでも目安」と位置づけ、成人が満たさなければならない基準とは書いていません。目安に届いていなくても、今より少しでも多く動かすことが勧められています。

この記事の進め方はシンプルです。まず自分の今の歩数を知り、目安との差を計算し、足せる場面を一つだけ選んで一週間試します。歩数を増やすことで体型や見た目が変わる、といった約束はしません。後半では、歩いたあとの汗や乾燥といった身だしなみ面の話にも触れます。

持病で通院中の方や、運動を始めて不安のある方は、歩数を増やす前に医師へ相談してください。体調に異変を感じる日は、歩数よりも休むことを優先する前提で読み進めてください。

目次

冬に歩く量が減る理由を点検する

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冬に歩く量が減る理由は、外に出る用事の減少、歩く時間帯の条件の変化、寒さによる移動手段の変化などが重なっている場合があり、原因ごとに足し方が変わります。

歩数が減ったと感じる時、「寒いから」と一言でまとめたくなることがあります。しかし、実際には複数の要因が重なっていることがあります。ここで確かめたいのは、自分の場合はどれが当てはまるかです。原因が分かれば、対策も選びやすくなります。

この記事で確認したガイド資料の範囲では、冬に歩数がどれだけ減るかを示す数値は載っていません。そのため、一般的な減り幅を前提にはせず、自分の記録から判断する進め方にします。

減る理由の例 起きやすい場面 確かめる方法
外に出る用事が減る 在宅勤務、休日の外出の先送り 先月と今月で、外出した日の数を見比べる
歩く時間帯が合わない 朝晩が暗い、帰宅が遅い 歩いていた時間帯を思い出し、今も使えるか確かめる
寒さで移動手段が変わる 徒歩を電車の乗り継ぎやバスに変えた 通勤経路の徒歩区間を書き出す
服装や靴が歩きに合わない 厚手のコートで動きにくい、靴が滑りやすい 外出前に服と靴の動きやすさを確認する
座る時間が増える 暖かい室内で長く座り続ける 座りっぱなしの時間帯を一日分書き出す

表の通り、減る理由は外に出る機会、時間帯、移動手段、服装、座る時間の五つに大きく分けられます。どれか一つに当てはまれば、その部分だけを直せば十分です。全部を一度に直そうとすると、かえって続かなくなります。

この章の結論は、最初に原因を一つ決めることです。たとえば「在宅の日の外出が減った」と分かれば、次の章以降で在宅日の足し方を読めば足ります。

ガイドの歩数の目安を正しく読む

ガイドの歩数の目安とは、3メッツ以上の身体活動を週23メッツ・時以上行うという推奨事項を、分かりやすく「1日60分以上の身体活動」「1日8,000歩以上」に言い換えたもので、個人差を踏まえた目安です。

ガイド成人版によると、メッツは身体活動の強度を表す指標で、安静に座っている状態を1メッツとし、その何倍のエネルギーを消費するかを示します。歩行の強度は3メッツに相当します。メッツ・時は、メッツに身体活動の時間を掛けた活動量の単位です。毎日60分歩けば、ほぼ週23メッツ・時に相当すると書かれています(ガイド成人版)。

同じ資料は、推奨事項の「週23メッツ・時」が一般の方には理解しにくい可能性があるため、おおむね同じ量にあたる「1日60分以上の身体活動」「1日8,000歩以上」を使って伝えるよう述べています。つまり、8,000歩は独立した別の基準ではなく、メッツ・時を言い換えた数字です。

ガイドの記載 記事での読み方
3メッツ以上の身体活動を週23メッツ・時以上 歩行と同じ強さ以上の活動を、一週間の合計で見る目安
歩行またはそれと同等以上を1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当) 通勤や家事の歩きも含めた一日の合計で考える
息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上 歩くだけでなく、少し強めの運動を別枠で足す場合の目安
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する 歩数とは別に、座る時間の長さも見直す対象

もう一つ大切なのは、同じ資料のQ&Aです。1回の身体活動を20分以上続けなければ効果がない、週3回以上行わなければ効果がない、といった最短の持続時間や最低限の頻度はないと説明されています。短い時間の積み重ねでも健康増進効果は得られるとされています。また、成人であれば推奨事項を満たす必要があるのかという問いには、そうではなく、望ましい身体活動量は人それぞれだと答えています。

この読み方に立てば、「8,000歩に届かないから意味がない」という考え方は、ガイドの趣旨と合いません。今の歩数に少し足すことが出発点です。

歩数に換算して目標との差を計算する

歩数の換算とは、ガイドが示す「60分の歩行は約6,000歩」という対応から、1分あたりの歩数や、目標までの差を歩く時間に直して見積もる計算のことです。

ガイド成人版には、60分の歩行が約6,000歩に相当し、3メッツ未満の家事などの生活活動が1日約2,000歩に相当するため、1日の合計が約8,000歩になると書かれています(ガイド成人版)。この対応をそのまま使うと、歩行1分あたり約100歩という計算になります。これは資料の数字から割り算で出した目安で、歩幅や歩く速さによって個人差があります。

この換算を使って、現在の歩数から目標までの差を見積もってみましょう。次の表は、ガイドの対応をもとにした計算の仮の例です。実際の歩数は人によって違うため、自分の数字に置き換えて使ってください。

今の1日の歩数(仮の例) 約8,000歩までの差 歩く時間に直した目安(1分約100歩で計算)
約4,000歩 約4,000歩 約40分
約5,000歩 約3,000歩 約30分
約6,000歩 約2,000歩 約20分
約7,000歩 約1,000歩 約10分

この表の意味は、差の分を一度に歩く必要はないということです。前の章のとおり、ガイドは短い時間の積み重ねでも健康増進効果が得られると説明しています。たとえば差が約3,000歩の人なら、通勤で少し長めに歩く、昼休みに歩く、帰宅後に歩くという三つの場面に約1,000歩ずつ割り振る考え方もできます。

ガイド成人版は、1日あたり10分の身体活動を増やすことで、生活習慣病の発症や死亡のリスクが約3%低下すると推測されている、とも説明しています。これは集団を対象にした研究にもとづく推測です。それでも、「まず10分」という小さな単位で考える根拠にはなります。

まず今の歩数を知る|記録の取り方

現状の把握とは、手元の歩数計やスマートフォンの歩数表示で、普段どおりに過ごした日の歩数を数日分控え、平日と休日、出社日と在宅日の差を見ることです。

歩数を増やす前に、現状を知ることが先です。目標だけを決めても、自分が今どれだけ歩いているか分からなければ、何を足せばよいか決められません。ここでは特別な機器は要りません。スマートフォンに歩数を表示する機能があれば、それで十分です。

記録する時のコツは、いつもと違う行動をしないことです。目標を意識して普段より多く歩いてしまうと、本来の水準が分からなくなります。数日間は、いつもどおり過ごして数字だけを控えます。

控える項目は多くなくて構いません。日付、曜日、出社か在宅かの区別、歩数の四つがあれば、傾向は見えます。余裕があれば、その日の天気や帰宅時間も一言書いておくと、あとで歩数が少なかった日の理由を振り返れます。

なお、歩数の表示は機器によって誤差が出ます。ポケットに入れたかバッグに入れたか、スマートフォンを持ち歩かなかった時間があったかでも変わります。数字の細かさよりも、同じ持ち方で続けて、前後を比べられることを優先してください。

参考までに、ガイド成人版は令和元年の国民健康・栄養調査の結果として、20歳以上の男性の歩数の平均値を1日あたり6,793歩と紹介しています(ガイド成人版)。この数字は平均値であって目標ではありません。自分の記録と比べて一喜一憂するのではなく、あくまで参考として眺める程度にとどめましょう。

通勤で歩数を足す方法

通勤での歩数の足し方とは、新しく時間を作るのではなく、既にある移動の中で徒歩の区間を少し延ばしたり、乗り物を使う区間を一部歩きに替えたりして、歩く距離を増やすことです。

ガイド成人版は、身体活動を増やす例として、家事や、自転車・徒歩での通勤を挙げています(ガイド成人版)。通勤は毎日繰り返す移動なので、小さな工夫でも積み重なりやすい場面です。

冬に通勤の歩数が減る背景には、寒さを避けて最短の経路を選ぶようになることがあります。そこで、歩く距離を一気に伸ばすのではなく、次のような小さな変更から選んでみてください。

  • 最寄り駅より一つ手前の駅で降りて、残りを歩く。
  • 駅構内で、エスカレーターのかわりに階段を使う日を決める。
  • バスを使っている区間のうち、停留所一つ分だけを歩く。
  • 職場の入口までの道を、遠回りになる側に変える。

注意したいのは、帰り道と行き道で条件が違う点です。朝は時間に余裕がなく、夜は暗いことがあります。歩く距離を増やす場面は、朝と夕方のどちらか一方に絞り、安全に歩ける側を選んでください。

仮の例を一つ挙げます。いつもは自宅から最寄り駅まで歩いて電車に乗る人が、帰りだけ一つ手前の駅で降りて歩く、という変更です。この場合、増えるのは帰りの徒歩区間だけなので、朝の時間は変わりません。何歩増えたかは、記録の歩数で確認できます。

通勤で歩数を足す時の判断基準は、「遅刻の不安なく続けられるか」です。時間にゆとりのある日だけ延ばす、という運用でも構いません。

昼休みと仕事の合間で歩数を足す方法

昼休みと仕事の合間の歩行とは、座りっぱなしの時間を途中で区切るために、短い時間でも席を立って歩くことで、歩数を増やすと同時に座位の連続を減らす方法です。

ガイド成人版は、座位行動を、座ったり寝ころんだりした状態でエネルギー消費が1.5メッツ以下の覚醒中の行動と説明し、デスクワークや、座ってテレビやスマートフォンを見ることを例に挙げています。また、長時間の座位行動を、例えば30分ごとに中断することが、食後の血糖値や中性脂肪などのリスク低下に重要だと報告されている、とも書かれています(ガイド成人版)。

厚生労働省の働く人が職場で活動的に過ごすためのポイントでは、オフィスワーカーのように座って仕事をする時間が長い職種では、歩数が少なく身体活動レベルが低くなる可能性が高いと指摘されています。座る時間が長い人ほど、合間に動く工夫が意味を持つということです。

とはいえ、職場の環境によっては、頻繁に席を立てないこともあります。働く人のポイントの資料にも、個人の努力だけでは難しい側面があると書かれています。できる範囲で取り入れる、という姿勢で十分です。

場面 歩数の足し方の例 向いている人
昼休み 食事のあとに建物の周りを歩く 昼に外へ出られる人
会議の前後 別の階のお手洗いまで歩く 席を離れやすい人
電話や短い確認 立って歩きながら話す 周囲に迷惑がかからない職場の人
書類の受け渡し メールで済ませず、直接届ける 同じ建物内に相手がいる人

昼休みに外を歩く場合は、寒い日ほど休憩の時間が削られがちです。そこで、屋外を歩く日と、建物内で階段や廊下を歩く日を、天気で使い分けるのが現実的です。歩数の目標は日ごとにばらついても、一週間の合計で見れば十分です。

在宅の日の歩数の足し方

在宅日の歩数対策とは、通勤という移動が消える日に、意図的な外出や室内での動きを予定に入れて、歩く機会をもう一度作ることです。

在宅勤務の日は、通勤という移動がなくなるぶん、歩く機会が減る人もいるでしょう。前の章で見たように、座る時間が長いと、座位行動の連続も増えます。そのため、在宅日は「歩く予定を先に入れる」ことが現実的な対策になります。

仮の例として、在宅日の歩き方を三つの型に分けてみます。自分の生活に合うものを一つ選ぶ形で構いません。

型 内容(仮の例) 向いている人
出勤の代わり型 始業前に、通勤の代わりとして近所を一周する 生活のリズムを整えたい人
昼の外出型 昼食を近所で取り、帰りに少し遠回りする 昼に外へ出る習慣がある人
終業の区切り型 終業後に近所を歩いて、仕事と私生活を切り替える 夕方に時間を作れる人

外出が難しい日は、室内で動く方法もあります。ガイド成人版は、家事や仕事のすきま時間に体操などで身体を動かすことも効果的だと述べています(ガイド成人版)。洗濯物を干す、掃除機をかける、郵便物を取りに行くなど、家事自体も身体活動に数えられる点は、在宅日の心強い味方です。

在宅日の歩数を考える時の注意点は、歩数計の持ち歩き方です。家の中ではスマートフォンを机に置いたままになり、動いていても数字に反映されないことがあります。その場合は、実際に動いたのに歩数が少なく出ていないか、疑ってみてください。

画面越しの見え方を整える習慣は、オンライン会議で疲れて見える男性の身だしなみでまとめています。在宅日の過ごし方を整える話として、あわせて読めます。

寒い日の服装と歩く前の準備

寒い日の準備とは、歩く前の体調確認、動きやすく安全な服装と靴、軽いウォームアップを整えて、無理なく歩き始めるための手順のことです。

厚生労働省の身体活動・運動を安全に行うためのポイントでは、運動時の服装や靴について、快適で安全に運動できる適切なものを身につけることを勧めています。また、気温(室温)や湿度への配慮も必要だと書かれています。冬の外歩きは、まさにこの配慮が必要な場面です。

同じ資料は、ある程度の強度の運動を行う際には、準備運動(ウォームアップ)を行うようにとも述べています。ウォームアップの目的は、運動中の傷害や内科的な事故の予防、運動に対する心理的な準備、体調の把握などです。ゆっくり歩き始める、肩や足首を軽く動かすといった形で取り入れられます。

準備 確認すること この記事での整理
体調 出かける前に、だるさや痛み、風邪気味などがないか 当てはまる日は歩かず休む
服装 腕や脚が動かしやすいか、汗をかいた時に調整できるか 脱ぎ着で調整できる重ね着が目安
靴 足に合っていて、歩きやすく滑りにくいか 路面が滑りやすい日は無理に出ない
ウォームアップ 歩き始めの速度を、少しゆっくりにしているか 最初の数分は様子を見る
水分 のどが渇いてから慌てないよう、飲み物を用意しているか 冬も水分補給は忘れない

この表の「この記事での整理」の列は、資料の内容をもとにした私たちの読み方です。重ね着や滑りにくさといった点は、一般的な目安であり、厚生労働省の資料に具体的な基準があるわけではありません。自分が快適に動ける服装を、実際に歩きながら調整してください。

冬は肌や髪にも負担がかかりやすい季節です。マフラーや襟が肌に擦れて赤くなる場合の見直し方は、襟・マフラー・マスクで肌が擦れる秋冬の男性の肌ケアで詳しく扱っています。歩く服装を決める時に、素材や当たり方を見直す材料になります。

歩いたあとの汗・肌・髪の身だしなみ

歩いたあとの身だしなみとは、汗や皮脂、乾燥、帽子やマフラーによる髪の乱れなど、外を歩いたことで生じる見た目の変化を、その日のうちに整えて清潔感を保つ手順のことです。

冬の外歩きでも、重ね着をしていると汗をかくことがあります。汗をそのままにして過ごすと、においや肌への刺激が気になることがあります。歩き終えたあとの汗や衣類の扱い方は、冬の汗とにおいが気になる男性の点検表が参考になります。

運動のあとの洗い方と保湿の見直し手順は、ジム・ランニング後の男性の肌ケアでまとめています。ウォーキングは運動より強度が低いとはいえ、汗をかいた肌の扱いという点では共通する部分があります。

歩いたあとの状態 見直す対象 参考になる記事
汗をかいた、においが気になる 衣類の替え方、汗の拭き取り 冬の汗とにおいの点検表
顔や体が乾いてつっぱる 入浴の仕方、保湿 冬の乾燥肌の入浴と保湿
手や指先がかさつく 洗い方、手袋の使い方 冬の手荒れ・指先のかさつき
帽子やマフラーで髪が乱れる、静電気が起きる 乾かし方、整え方 冬の静電気で髪が広がるヘアケア

それぞれの悩みについては、冬の乾燥肌が気になる男性の入浴と保湿、冬の手荒れ・指先のかさつきが気になる男性へ、冬の静電気で髪が広がる男性のヘアケアで、それぞれ点検の順番をまとめています。歩く習慣と並行して、気になる部分だけ読んでみてください。

歩く習慣そのものは、見た目を直接変えるものではありません。ただ、清潔感は、日々の小さな整えの積み重ねです。歩いたあとに整える一手間を決めておくと、外へ出ることへの心理的な負担も軽くなります。

身だしなみや清潔感について、第三者の目で相談したい場合は、渋谷にある男性向けのサロンの予約ページから、営業日や空き状況を確認できます。

体調確認と、歩くのをやめて相談する目安

体調の目安とは、歩く前と歩いている最中に自分の状態を確かめ、異変があれば無理をせず中止し、必要に応じて医療機関に相談するための判断の基準のことです。

前の章で触れた身体活動・運動を安全に行うためのポイントには、運動をする当日の、家を出る前の体調確認のチェック項目が載っています。足腰の痛みが強い、熱がある、体がだるい、吐き気や気分の悪さがある、頭痛やめまいがする、睡眠不足や過労気味で体調が悪い、食欲がない、二日酔いで体調が悪い、少し動いただけで息切れや動悸がする、咳やたんが出て風邪気味である、胸が痛い、といった内容です。

資料には、一つでも「はい」がある場合は、無理に運動をせずに休養をとり、必要に応じて医療機関を受診するなどの対処をするよう書かれています。風邪気味の日に「歩数を稼ぐために無理に出る」という考え方は取らないようにしましょう。

また、同じ資料は、運動中に体調に異変を感じたら直ちに運動を中止するよう述べ、注意する症状の例として、胸の痛み、強い空腹感やふるえ、冷や汗、動悸、いつもと違う強い疲れ、めまいやふらつき、関節や筋肉の強い痛みを挙げています。歩いている途中でこうした症状があれば、そこで足を止めて休み、症状が続く場合は医療機関に相談してください。

持病がある方への注意も書かれています。資料では、高血圧がある場合は運動で血圧が上がることから注意が必要とされ、特に重い高血圧の場合は、服薬で血圧を整えてから運動を始める必要があるため、医療機関の受診を勧めると書かれています。糖尿病についても、かかりつけの医師に確認したうえで運動を始めるよう述べられています。

状況 取る行動
出かける前に、体調確認の項目に当てはまるものがある その日は歩かず休み、続く場合は医療機関に相談する
歩いている途中で、胸の痛みやめまいなどが出た すぐに足を止めて休み、治まらなければ受診する
高血圧や糖尿病などで通院している 歩数を増やす前に、かかりつけの医師へ相談する
症状は軽いが、ふだんと違う感じが続いている 自己判断で続けず、医療機関に相談する

この表の行動は、資料の内容をもとにした整理です。症状の重さを自分で判断する基準を示すものではありません。迷う時は、歩くのをやめて医療機関に相談する、という側に倒してください。

一週間の記録の付け方|仮の例で見る

一週間の記録とは、日ごとの歩数、歩いた場面、体調の一言を同じ形式で書き並べ、増やす場面を一つに絞って前後を比べるためのメモのことです。

記録は、増やした歩数を確かめるだけでなく、「何が続けられて、何が続かなかったか」を後から見るために付けます。ここでは、記録の項目を最小限にしたひな形と、仮の例を示します。

記録の項目は、日付、曜日、勤務の形(出社か在宅か)、歩数、足した場面、体調の一言です。歩数は、ガイドの換算(1分約100歩)を使った計算の仮の例として入れています(ガイド成人版)。実在の人物の記録ではありません。

曜日 勤務 歩数(仮の例) 足した場面 体調の一言
月 出社 約5,500歩 なし(記録だけ) 普通
火 出社 約6,500歩 帰りに一駅手前で降りた 普通
水 在宅 約3,000歩 なし 座りっぱなしで肩が重い
木 在宅 約5,000歩 終業後に近所を歩いた 気分が切り替わった
金 出社 約6,500歩 昼休みに建物の周りを歩いた 普通
土 休み 約7,500歩 買い物を徒歩にした 普通
日 休み 約4,000歩 なし(雨で外出せず) 休養日にした

この仮の例を読み取ると、在宅の水曜日が最も少なく、出社の日や買い物のある休日に増えていることが分かります。そこで、次の週に足す場面は「在宅日の終業後の散歩」に絞る、と決められます。日曜日の約4,000歩は、雨の日に休んだ結果であり、悪いことではありません。

記録を付ける時は、歩数だけでなく「足した場面」を書くことを強くお勧めします。歩数だけでは、なぜ増えたのか、なぜ減ったのかが分からないためです。体調の一言も、後から無理をしていないかを振り返る材料になります。

この一週間表から分かる傾向は、あくまで一人分の仮の例です。自分の記録を取って初めて、自分の生活に合う足し方が見えてきます。

続かない時の見直し方

続かない時の見直しとは、意志の強さを責めるのではなく、うまくいかなかった原因を条件ごとに分けて、足す場面や時間、準備のどれかを一つだけ変えて試し直すことです。

歩く習慣が途切れる時、「やる気がない」と考えがちです。しかし、多くの場合は、条件が合っていないだけです。原因を分けて見ることで、変える点が絞れます。

続かない理由 見直す点 変え方の例(仮の例)
時間が取れない 新しい時間を作ろうとしていないか 既にある移動の中の徒歩を少し延ばす
寒くて出たくない 屋外にこだわっていないか 寒い日は屋内の階段や廊下で歩く
疲れて歩く気になれない 体調を無視していないか 疲れた日は休む日と決めて、歩数の目標から外す
目標が重い 8,000歩を一度に目指していないか 差の一部だけを足す小さな目標にする
記録が面倒 項目が多すぎないか 歩数だけの記録に絞る

「目標が重い」という場合は、前に出した換算の計算に戻ってください。差が約3,000歩あるなら、そのすべてを一度に足す必要はありません。ガイド成人版は、個人差を踏まえ、強度や量を調整し、可能なものから取り組むことが重要だと述べています(ガイド成人版)。

休んだ日があっても、それは失敗ではありません。同じ資料に、週に1回でも健康増進効果があることが報告されているとあります。完璧を目指さず、再開しやすいルールにしておくと続けやすくなります。たとえば、「2日連続で歩かなかったら、次の日は短い散歩だけする」というルールを自分で決めておく方法があります。

もう一つの見直し方は、歩く相手や楽しみを加えることです。音声を聞きながら歩く、行き先にお気に入りの店を決めるなど、歩くこと自体以外に目的を持たせると、気持ちが向きやすくなります。特定のアプリや商品は要りません。手元の歩数表示で続けられます。

歩く習慣と筋トレをどう組み合わせるか

歩く習慣と筋力トレーニングの組み合わせとは、日常の歩行で活動量の土台を作り、筋力トレーニングを別枠で週に数日加えるという、ガイドが並べて推奨している二つの柱を両立させる考え方です。

ガイド成人版では、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています(ガイド成人版)。歩く習慣を整えたあとに、筋トレを加えたいと考える方も多いでしょう。歩くことと筋トレは、どちらか一方を選ぶものではなく、ガイドの中で別々の推奨事項として並んでいます。

筋トレを趣味にする男性が周囲からどう見られるかについては、筋トレを趣味にする男性のストイックさの伝え方を扱った記事で整理しています。自宅でできる筋トレのメニューや食事の考え方は、初心者向けの自宅トレーニングメニューと食事法をまとめた記事が参考になります。この記事では筋トレの内容には踏み込まず、歩く習慣に絞って整理しました。

組み合わせ方 内容(仮の例) 気をつけること
歩く習慣を先に整える 歩数の記録が数日安定してから、筋トレを足す 一度に両方を始めて疲れをためない
同じ日にまとめる 筋トレの日は、帰りに歩く区間を短くする 体調に応じて量を調整する
日を分ける 筋トレの日と歩数を増やす日を分ける 休養の日も確保する

歩く習慣を土台にして、そのうえに筋トレを足す順番は、続けやすさの面でも合理的です。歩くだけなら特別な道具が要らず、始めるための準備が少なくて済みます。筋トレを加える時も、前の章の体調確認と中止の目安は同じように当てはまります。

運動の進め方の目安は、体調を保ちながら続けられる量です。

睡眠・朝の習慣とあわせて整える

睡眠と朝の習慣との組み合わせとは、歩く時間帯を一日の流れの中に位置づけて、夜の眠りや朝の身だしなみの準備と無理なくつなげる考え方のことです。

歩く習慣は、一日の生活リズムの一部です。夜遅くに歩いて睡眠時間が削られるようでは、続けるうえで逆効果になりかねません。睡眠不足の日の整え方は、メンズの睡眠不足対策に、肌や髪のコンディションを守る夜の習慣としてまとめています。

前の章で見た体調確認のチェック項目にも、睡眠不足で体調が悪い、という項目があります(身体活動・運動を安全に行うためのポイント)。睡眠が足りない日は、歩数の目標を下げて休むことも、習慣を続けるうえで大切な判断です。

朝に歩く習慣を作る場合は、歩く前後の身だしなみの流れも考えておくと、慌てずに済みます。朝の洗顔・保湿・仕上げの流れは、メンズの朝の身だしなみ習慣ガイドで確認できます。歩いた後に着替える日と、そのまま出勤する日で、順番を変える必要があるかも考えてみてください。

姿勢も、歩く習慣と関わるテーマです。歩く時に前かがみになっていないか、座っている時間が長い人ほど確かめたい点です。姿勢の整え方は、猫背を治す立ち方・座り方を扱った記事で扱っています。

この章の要点は、歩く習慣を単独で考えず、睡眠・朝の準備・姿勢といった周りの習慣とつなげて、無理のない一日の流れを作ることです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 1日8,000歩に届かない日は意味がありませんか。
意味がないわけではありません。ガイドは、推奨事項をあくまでも目安と位置づけ、今よりも少しでも多く身体を動かすことを勧めています。届かない日があっても、記録を続けて前の週と比べる方が大切です。
Q2. 一度に長く歩かないと効果はありませんか。
ガイドのQ&Aでは、1回の身体活動を一定時間以上続けなければ効果がない、といった最短の持続時間はないと説明されています。短い時間の積み重ねでも健康増進効果は得られるとされているため、通勤や昼休みなどに分けて足しても構いません。
Q3. 寒い日は無理に外を歩かない方がよいですか。
体調や路面の状態に自信がない日は、無理に外へ出ないという選択もあります。ガイドの安全のポイントは、気温や湿度への配慮と、体調の異変があれば運動をやめることを求めています。屋内の階段や廊下で歩く日を作るのも一案です。
Q4. 歩数計の数字が機器ごとに違います。どれを信じればよいですか。
機器によって誤差が出るのは自然なことです。どれが正確かを追うより、同じ機器を同じ持ち方で使い続けて、前後の変化を比べることをお勧めします。自分の記録の傾向が分かれば十分です。
Q5. 在宅の日は、家の中だけで歩数を稼げますか。
家事などの生活活動も身体活動に含まれるため、家の中で動く時間にも意味があります。ただし、家の中ではスマートフォンを置いたままにして、実際より歩数が少なく表示されることがあります。外出の予定を一つ入れる方法も、あわせて検討してください。
Q6. 持病がある場合も、歩数の目安をそのまま使えますか。
そのまま使うのではなく、先にかかりつけの医師に相談してください。ガイドの安全のポイントは、高血圧や糖尿病などがある場合、運動を始めてよいかを医療機関に確認するよう述べています。目安の歩数は、個人差を踏まえて調整するものです。
Q7. 歩数を増やすと、見た目が変わりますか。
歩くことは身体活動を増やす方法の一つで、見た目の変化は人によって違い、歩数だけで決まるものではありません。見た目や清潔感の悩みは、歩く習慣とは別に、肌や髪、身だしなみの面から見直すほうが筋の通った進め方です。

まとめ

冬に歩く量が減ったと感じたら、原因は、外出の機会、時間帯、移動手段、服装、座る時間のどれかに分けて点検できます。厚生労働省のガイド成人版が示す1日約8,000歩以上という数字は、メッツ・時を言い換えた目安であり、満たさなければならない基準ではありません。

進め方は、今の歩数を数日記録する、目標との差を1分約100歩で計算する、足せる場面を一つだけ選んで一週間試す、という三段階です。通勤、昼休み、在宅日のうち、自分の生活で無理なく足せる場所から始めてください。

寒い日は、厚生労働省の安全のポイントにある体調確認、動きやすい服装と靴、ウォームアップを整え、胸の痛みやめまいなどの異変があれば歩くのをやめて、必要に応じて医療機関に相談します。歩いたあとの汗や乾燥は、身だしなみの面から整えると、清潔感を保ちやすくなります。続かない時は、意志を責めず、原因を一つ見直す形で組み立て直しましょう。

身だしなみや清潔感の相談は、下の予約ページから、営業日や空き状況を確認できます。

S

岡田 颯太(Sota Okada)

Samurai Beauty オーナー / 株式会社S.Line 代表取締役

メンズ美容の専門家。SNS運用の実務実績。「本物の美容情報を届ける」をモットーに、眉毛・ネイル・スキンケアの情報を発信中。

このサイトは株式会社S.Lineが運営しています。記事内の店舗予約・LINE登録・講座の案内には、当社または当社が集客を担当するサービスの広告(PR)が含まれます。

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